分野:英国史、日本史、日英交流史、英学史、比較文学・文化 | |||
『日英交流史近世書誌年表』全1巻 Bibliographic Chronology of Anglo-Japanese Relations 1497-1800 編集:専修大学教授 島田孝右 |
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本書の特徴 ◆編者の言葉 ◆ 専修大学教授 島田孝右 本書は16世紀から18世紀末までに刊行された英文書籍を可能な限り調査し、日本に関する記述を僅かでも含む書物約1500点の書誌を年代順に配置、日英両国の政治、歴史、文学などの年表を加えて近世期の日英関係と書物史を比較対照できるよう構成したものである。全体の内容は以下のとおりになっている。 ●年号(西暦および元号) 日英関係には、実際の人物や物の交流と情報の伝達の二つの側面がある。前者に関しては、1600年にウィリアム・アダムズがオランダ船リーフデ号で豊後の臼杵に漂流したときに始まったが、日本に関する情報の伝達はそれを遡ること45年、Richard
Eden編 The ecades of the new worlde or West India が1555年に出版されたときに始まった。勿論その情報は質量ともに決して満足のできるものではなかったに違いないが、マルコ・ポーロとコロンブスの伝える日本が初めてイギリス人の目に触れたという意味では貴重な史料である。その後イギリス東インド会社と日本との貿易が開始され、またオランダ東インド会社が設立されたことにより、日本関連の情報は飛躍的に多くなっていった。 |