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分野:イギリス哲学、西洋経済学史・社会思想史、書誌学

名古屋大学附属図書館蔵
『水田文庫貴重書目録』

The Mizuta Library of Rare Books in the History of European Social Thought:
A Catalogue of the Collection Held at Nagoya University Library

編:中井えり子(名古屋大学附属図書館)
前書:坂本達哉(慶應義塾大学)
日本国内総発売元:株式会社 極東書店

4-86166-190-7

◆2014年12月刊行
◆B5判 総約400頁
◆本体価格 \29,800
◆ISBN 978-4-86166-191-4
◆限定出版150 部

 

●アダム・スミス研究で世界的に著名な水田洋(日本学士院会員、名古屋大学名誉教授)が長年にわたり収集
●ヨーロッパ啓蒙思想・社会思想史分野の世界有数の個人コレクション
●現在、名古屋大学附属図書館所蔵の西洋古刊本の目録
●幅広い著者の諸版本や各国語訳を収録

名古屋大学附属図書館が所蔵する水田洋旧蔵書は和洋の図書・雑誌7100 冊余からなりますが、本書はその核をなす西洋古刊本の目録です。

アダム・スミスおよび西洋社会思想、啓蒙思想の研究者として世界的に知られる水田洋(日本学士院会員、名古屋大学名誉教授)が長年収集したこの古刊本コレクションは、2100 冊以上の洋書稀覯書(1850 年以前刊行本)からなり、ヨーロッパ啓蒙思想、社会思想史の個人コレクションとして世界有数のものとなります。Bodin、Lipsius、Hobbes など近世の思想家、Voltaire、Lord Kames、Smith、Priestley、Swift、Pufendorf などの啓蒙思想家、John Toland、Anthony Collins 等の理神論者、Coleridge、Madame de Stael、Chateaubriand、the Brothers Schlegel、Baader 等のロマン主義者など、幅広い著者の諸版本や各国語訳など貴重な文献が含まれます。

本蔵書目録の公刊と日本国内だけでなく世界各地の図書館への頒布は、戦後の西洋社会思想史研究の第一人者である水田氏の研究活動の基盤である文献収集の軌跡を通じ、現在この分野で世界トップレベルにある日本の研究の水準を海外に知らしめ、今後の日本と海外研究者間の相互研究の促進に役立てるものとなるでしょう。