●英国植民地時代のマレー地域に関する最大のレファレンス
●見出し語3000件は歴史、地理、文化、言語などあらゆる分野をカバー
●アジア学、東南アジア史、コロニアリズム研究に携わる研究室必携
アジア・中国研究で数多くの功績を残したNicholas
Belfield Dennys (c.1840-1900)による、19世紀英領マラヤに関する決定版事典の復刻版です。著者は、1862年に北京の英国領事館駐在、チャイナ・メイル、チャイナ・レヴュー紙の記者などをへて、1877年にシンガポールに移住。その後の生涯の大半をマレー、インドネシアにて送ります。研究者としての彼は、アジアの地理、中国・日本の開港場、中国語・モンゴル語などに実に幅広い分野の研究書を著します。
先行のCrawford
'A Descriptive Dictionary of the Indian Islands and Adjacent
Country'を大きく膨らませた本書は、見出し語3000件を超え、英領マラヤ地域の歴史、地理、言語、文化、動植物などあらゆる領域を対象とした唯一の事典です。英国植民地時代の東南アジアを知る上での最大かつ最善のレファレンスであると同時に、植民地英語の重要資料でもあり、OED編纂にあたり初版の編集者Murrayは数多くの新英語をこの事典から採用したことで知られます。
今回の復刻には香港大学 Kingsley
Bolton の序文が書き下ろされます。
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