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19世紀の英国を女性史と教育史の両面から探求する文献復刻叢書
● ヴィクトリア朝文化や英文学の研究資料としても重要
● 底本は稀覯書を中心に選定
大学やパブリックスクール、グラマースクールが、長期間男子教育機関としてのみ存在していた英国において、女子教育が社会問題として顕在化するのはヴィクトリア朝時代が始まってからでした。それまで女子教育に携わっていたのは主にガヴァネスとよばれた住み込みの女性家庭教師であって、女子教育制度や体系はありませんでした。しかし、この時代の市民階級の勃興とともに、伝統的な女子教育の弊害、特に教育の質やガヴァネスの地位の不安定などの問題が社会的な関心をひくようになり、新旧女子教育観の対立から様々な論議が巻きおこってゆきます。
「性別役割分業社会の成立期」としてのヴィクトリア朝研究は、1970
年代以降急成長をとげている学問分野であり、その中でも女性と教育はもっとも熱く語られているテーマといえます。19世紀英国文化に関するあらゆる研究の資料として、またジェンダー・フェミニズム研究の史料として、是非本文献集をお役立てください。
■内容明細■
Vol.
1:Introduction by Setsuko Kagawa, Professor, Nishikyusyu
University
Elizabeth Sandford, Woman, in her Social and Domestic
Character (1831), 256pp
Vol. 2: John Frederick Denison Maurice, Lectures
to Ladies on Practical Subjects (1855), 304pp
Vol. 3: Emily Anne Eliza Shirreff, Intellectual
Education, and its Influence on the Happiness and Character
of Women (1858), 432pp
Vol. 4-5: Elizabeth Missing Sewell, Principles
of Education, Drawn from Nature and Revelation, and Applied
to Female Education in the Upper Classes (1865), 2 vols.
Vol. 6: Sarah Stickney (afterwards) Ellis, Education
of the Heart: Woman's Best Work (1869) 240pp
■好評続刊■
第2回配本 「ガヴァネス」 全6巻
Governess Education
2003年6月刊行 本体セット価¥98,000- ISBN 4-901481-24-X
●ヴィクトリア朝文学、文化研究に重要なガヴァネスの問題に関する文献集
●稀覯書に加え、同時代の雑誌記事のリプリントも収録
第3回配本 「母」と家庭教育 全6巻
The Mother: Education in the Home
2003年12月刊行 本体セット価¥98,000- ISBN 4-901481-66-5
■関連書ご案内■
英国19世紀中等学校大百科 復刻版 全6巻
A Concise Description of the Endowed Grammar Schools in
England and Wales
著者:Nicolas Carlisle
新序文:Christopher Stray, University of Wales, Swansea
(Series: Key Sources for British Education in the 19th
Century)
2002年4月刊行 本体セット価¥119,800 ISBN:4-901481-02-9
底本:1818年刊初版 全1930頁
●パブリック・スクールに代表される英国教育システム「基金立文法学校」に関する最大の史・資料
●19世紀の教育近代化研究の貴重な文献。
●国内大学には所蔵の極めて少ない稀覯書。
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